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改正建築物省エネ法、参院可決
東海地方も梅雨入りしましたね。
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さて、昨日6月13日、「改正建築物省エネ法」が参議院本会議で可決・成立したというニュースが流れていました。
ええ!? 成立してたんじゃないの? 厳密には成立してなかったようです。衆議院通過でも国交省のサイトに載ってしまうものなのですね。
とにもかくにも、2025年度までに全ての住宅・建築物に対して、省エネ基準への適合を義務付けることを柱としたもので、新築については、30年にZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準、50年にはストック平均でZEH水準の省エネ性能が確保されている状態を目指すといいます。
当社にとって、新築はHEAT20 G2が標準。ZEH水準、ではありますが本当にゼロエネ住宅にするには太陽光発電の設置が必要です。しかしコストアップにつながる太陽光発電を選択・負担するのはお客様ご自身となってしまうため、ご希望されないお客様には太陽光発電を付けることはできません。政府の補助金や低落した売電価格が今後どう変わっていくのか。その施策がセットで進まないことには、2030年のZEH水準義務化は絵に描いた餅になりかねないですよ。がんばれニッポン政府。