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梅雨開けて 土用近づく 大府かな (季重なりご承知おきを)
明日は七夕。あっという間に梅雨が明けたこの夏。スーパーやコンビニでは「土用丑の日うなぎ注文受付」なんて貼り紙を見かけるようになりました。
さて、この「土用」、丑の日だけ1日オンリーじゃありません。そして夏だけでなく年に4回あるのはご存じでしょうか。
豊和住建で家を建てさせていただいた方は、地鎮祭のときに土用を避けるということをお聞きになったかもしれませんね。
伝統・神事を大切にする豊和住建をはじめ、 日本の多くの工務店は、 土用の期間を避けて地鎮祭を行います。 |
土用は、立春・立夏・立秋・立冬の前、18日間ほどが該当します。丑の日はその期間中にある丑の日だけ(今年は7月23日)を指すのです。
由来はというと中国の陰陽五行説で、万物は木、火、土、金、水の5つの元素から成り立っているという考えに基づいています。それが季節にも当てはめられており、春=木、夏=火、秋=金、冬=水、となっています。日と月はさておき(さておくのか)、肝心の土はというと、土用という形で季節に折り込まれたのです。
季節の変わり目で土の気が強まると言われています。そのため土用の時期は土を動かすのはよくないとされ、地鎮祭をさける風習があります。草むしりもしないほうがいいそうですよ。[細かいことですが間日(かんじつ)という土いじりをしてもいい日が3日間あります]
ダメなことで終わるのもなんなので、してもいいことを調べました。
- 夏の土用はご存じの「丑の日にうなぎを食べるとよい」ように、〝う〟のつくものや黒いものを食べるとよいそうです。あと「干す」こともよいのだとか。湿気の多い時期ですからね。お天気を選んで行いましょう。
- 秋土用は「辰(たつ)の日に〝た〟のつくものや青いものを食べるとよい」たこなど
- 冬土用は「未(ひつじ)の日に〝ひ〟のつくものや赤いものを食べるとよい」ひらめなど
- 春土用は「戌(いぬ)の日に〝い〟のつくものや白いものを食べるとよい」いかなど
※魚に限りません。興味のある方は調べてみては。