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電磁波について⑩
こんにちは工務の庵原です。
本日は、キッチンの電磁波対策方法を紹介させて頂きます。
主婦は1日の4分の1ほどの時間をキッチンで過ごしています。
日本の住宅事情において、キッチンは広いスペースとは言えません。
しかし、キッチンは作業の場ですから、使い勝手が良いようにと、あらゆるものを手の届く位置にレイアウトしがちですね。
この空間の中にももちろん便利な電化製品はたくさんあります。
ここから発生する電場の影響を受けないために必要な距離を保つことは難しいですね。そんな時「エルマクリーン」は有効に機能します。
作業台に向かって野菜を切って、すぐ横のIH調理器で煮る、振り返って冷蔵庫から調味料を取り出す、昨日の残り物はその隣の棚にある電子レンジで温めて・・・というように。
そして、毎日使うそれら調理器具の電源コードは年中差し込まれたまま。
キッチンは実は電磁波の影響を受けやすい場所なのです。
では、個別に見て行きましょう。
まず電子レンジですが、よく「電子レンジは電磁波が強い」と言われるのは、磁場のことを言っています。
ただ、常に磁場が発生しているわけではなく、調理時、つまりスイッチオンにしてからチン!となるまでの間だけ発生しますので、その間は1~2メートルくらい離れていると良いでしょう。
レンジの中を「まだかなー?」なんて覗き続けるのは、もってのほかです。
至近距離では磁場測定器の画面に「OVER」と表示され、測定不能なほど強い磁場が発生するケースもあります。
一方の電場は、電子レンジに限らずほぼ全ての家電製品に言えることですが、電源コードをコンセントに差し込んだ状態ならば、常に発生しています。
さらにレンジを置いている台にも伝播してしまいますので、使わない時は電源コードを抜くか、それが難しければアースをしましょう。
-冷蔵庫の電磁波測定対策-
冷蔵庫は、1メートル離れていても電場が100V/m(至近距離では650V/m)くらい発生しています。
冷蔵庫だけはコンセントを抜くことはできませんから、是非アースしていただくことをお勧めします。
また、磁場は主に背面から発生します。
機種によっては60センチくらい離れないと2.5mG以下にならないものもありますので、冷蔵庫の裏側に部屋がある場合には注意が必要です。
そして、皆さんが最も気にされるIHクッキングヒーター。
まず電場は、設置型タイプは200V電圧でアースが義務付けられていますので心配ありません。
磁場については、発売当初はかなり強い機種がほとんどだったようですが、定期的に測定をしていった結果、ある時期以降の発売分からは、発売当初の100分の1くらいの数値になっています。
メーカーによる大きな差も無く、恐らくどのメーカーもほぼ一斉に技術を変えているようです。
ですから、これから購入しようかと検討されている方は、電磁波という点においては安心してお使いいただけると思います。
ただし、距離が近ければ3mGくらいの数値が計測されますので、10cmくらいは離れておきましょう。
既にお使いの機種について気になる方は、あくまで弊社の測定実績に基づいた範囲での回等となりますが、機種と製造年をご確認の上、弊社へお問い合わせ下さい。
キッチンで使うこれら3つの機器については、これらの知識を頭の片隅に入れておくだけでも違うと思います。
また床面からの電磁波が気になる方も、電磁波シールドフロアマットを敷いて、アースをすれば、長時間過ごすキッチンも安心の空間になります。特に戸建の2階にキッチンがある方は、床面からの電磁波の影響を受けやすいのでお勧めです。