スタッフブログ
これから外構工事を考えている方へ
みなさんは『外構』と聞いてどのような工事を思い浮かべますか?
フェンス、カーポート、ウッドデッキ・・・ 様々なものがあります。
今回は外構のおおまかな種類と、シンボルツリーについてご紹介します。
———– 目次 ————————-
1)外構とは
2)外構工事の種類
3)外構は家(建物)と一体化
4)シンボルツリーとは
5)おすすめのシンボルツリーとは
1.外構とは
外構とは居住、生活する建物の外にある構造物全体のことで、「エクステリア」とも言います。
昔からよく使われている外構という言葉は、門や門廻り、塀、ガレージなどコンクリートやブロックなどの固い素材で作るイメージが強かったと思いますが、最近は植物や木製品などやわらかい素材を多く使うケースが増えてきています。
2.外構工事の種類
①オープン外構
オープン外構とは、一般的に敷地の境界線に門扉やフェンスなどを設けない、開放的な外構プランのことを言います。また、光や風が通りやすく見渡しがいいので、敷地面積が狭くても開放的な印象になります。
オープン外構はエクステリア建材を多く用いないので、費用が安く済むため、外構工事費用を節約したい方にオススメです。
しかし、敷地への侵入が容易になるので、建物本体の防犯対策を検討する必要があります。
②クローズ外構
クローズ外構とは、敷地の境界線に高い塀や生け垣を設けて、外部からの視線を遮るようにつくったものを言います。
視線を遮ることでプライバシーを確保できることがクローズ外構の特徴です。また、塀やフェンス、門扉、ガレージなどの様々なエクステリアの用品を使ってデザインを楽しめます。しかし、オープン外構に比べて多くの材料を使うので費用が高くなります。
プライバシーを重視する方や防犯性を重視する方にはオススメです。
③セミクローズ外構
セミクローズ外構とは、オープン外構とクローズ外構の両方の良さを組み合わせたものを言います。例えば、玄関廻りまではオープンだけど、車を守るカーポート、ガレージは設置したい。玄関廻りは人目が気になるので門扉やフェンスを設けるが、駐車スペースにはシャッターを付けないといった場合を言います。
防犯性と機能性を両立したい方にセミクローズ外構がオススメです。
3.外構は家(建物)と一体化
外構はその土地の環境や建物と密接に関わっています。例えば、建物が広い公道に面していて車通りが多い場所であれば、安全のためにも門廻りはオープンではなく、フェンスで囲っておくといいでしょう。
また、ウッドデッキやサンルームを作る場合は建物の床の高さとのバランスも大切です。
デザイン面でも純和風の家に、洋風のテラスやガーデングッズはもちろん合いません。
自分の家にどんな外構を作るかは自由に選択できますが、外構を建物の一部として考えることで、家と庭・外構を一体化させることができます。
建物と外構が一体化している家って素敵ですよね。
4.シンボルツリーとは
「シンボルツリー」とは、その名前のとおり住宅や建築物を象徴する、背の高い樹木のことを言います。また、家族とともに成長し一生の付き合いになる木であり、新築したタイミングや、お子様の誕生などを記念して植樹される方も多いです。お庭のスペースが限られるお宅もシンボルツリー1本植えるだけでも建物が引き立ちます。ご家庭のお庭にぴったりの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。
5.おすすめシンボルツリー
アオダモ
分類:モクセイ科
種類:落葉高木(花の時期 5~6月)
配置場所:玄関、庭の入口、家の中の中心におすすめ
特長:成長が遅く半日陰でもよく育ち樹形が乱れにくいため、中庭にも使いやすい樹木。
幹の模様が美しく、落葉後の姿も絵になります。サイズも多くどのような建物にも合います。
ヤマボウシ
分類:ミズキ科
種類:落葉高木(花の時期 5~7月)
配置場所:玄関、庭の入口、家の中の中心におすすめ
特長:害虫にも強く、耐寒性・耐暑性に優れた育てやすい樹木です。
また、初夏に咲く白花が美しく、新緑、紅葉など四季の魅力があり和の雑木として人気があります。
シマトネリコ
分類:モクセイ科
種類:常緑小高木
配置場所:玄関、庭の奥・中心におすすめです。
特長:成長が早く、土壌環境が合えば一年に20cmほど伸びていきます。柔らかい葉色をしていて、20年ほど前までは室内の観葉植物として育てることもありました。
初夏に咲く白い花はやや地味ですが、小さくツヤのある美しい葉と風になびく軽やかな樹姿が魅力的な樹木です。
オリーブ
分類:モクセイ科
種類:常緑中高木
配置場所:玄関、庭の入口におすすめ
特長:オリーブは銀葉が美しく、芝生の広い洋風の庭に合います。
乾燥地帯の植物だが、日当たりがよく水はけがよければ、特に土壌は選びません。
ただし、耐寒性はあるものの、極寒地では難しい植物です。
果実は苦くて生食はできませんが、塩漬けやいわゆるバージンオイルを楽しむことができます。実を多く収穫するために違う品種を添えて植えるといいです。
モミジ
分類:カエデ科
種類:落葉高木
配置場所:玄関、庭の入口におすすめ
特長:日当たり具合でさまざまな色に染まるため、同じ木でも見た目の印象が違います。
日照が強いと幹焼けを起こしやすいので、できるだけ半日陰に植えた方がおすすめです。
日向に植え付ける場合は、他の樹木を寄せて植え、少しでも日を和らげる工夫をしたほうがいいです。
外構を建物と緒にトータルデザインをして、お好みの外観、外構を考えながら素敵なお住まいを作っていきましょう。